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【自由な発想力を学ぶ】アフリカ・タンザニアのティンガティンガアート

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ティンガティンガて聞いたことはありますか??または見たことはありますか??

 前回の記事でアフリカ・タンザニアを中心とした東アフリカの民話本を紹介しました

この本の挿絵はタンザニアで有名なティンガティンガのアーティストが手掛けています。
私は初めてティンガティンガアートを見たとき衝撃が走りました!
常識にとらわれない豊かな発想力。
 
真っ白な紙から生まれることの楽しさより、最近では難しさを感じていた私には
目から鱗、自分の発想の殻がひと皮剥けたような衝撃でした!
 
 

ティンガティンガアートのルーツ

ティンガティンガ・アートは、1960年代末から、タンザニアのダルエスサラーム郊外で誕生した絵画スタイル。
「ティンガティンガ」という名称は、創始者の名前 Edward Saidi Tingatinga エドワード・サイディ・ティンガティンガ(1932~1972)に由来します。
 
 
 
ティンガティンガはその才能とともに40歳という若さで亡くなります。
警官が威嚇射撃として撃った弾が運悪くティンガティンガに命中し、そのまま帰らぬ人となりました。
 
生前ティンガティンガは実践にて弟子達を育てていました。
ティンガティンガが不慮の死を遂げた後も、ティンガティンガと血縁関係にある弟子達が中心となって彼の作風や精神をそのまま受け継ぎ、現在も自由なアートを伝承し続けています。
 
 
 

概念がない自然なアート、楽器を演奏する動物たち

 
「自由」に描くって実はすごく難しいですよね?
 
ティンガティンガは色鮮やかな色彩に
4本足の動物の二足歩行、キリンの首がグルグル渦を巻いていたり、動物達がまるで人間のように楽器を演奏しているものまであります
 
それらが全くわざとらしくありません。
本当にアフリカの動物達が音楽を奏でているよう!
 
自然と動物達と一緒に生きている彼らだからこそ
豊かで常識に捕らわれない独自の創造性を持っているのかもしれません。
 
 
 

タンザニアのティンガティンガ村へ行きたい!!

ティンガティンガ村というティンガティンガを描く画家達が集まった村があります。
 
ティンガティンガアートを見るたびタンザニア・ティンガティンガ村への想いが募ります
 
アフリカは平均寿命が短くティンガティンガ自身もそうですが、弟子の中でも若くして亡くなる方がいます。
時間が経つほど才能あるティンガティンガアーティストがこの世を去る可能性はアフリカというお国柄、日本に居るよりも高いでしょう。
 
私はあと2〜3年のうちに絶対ティンガティンガ村へ訪れます!
そこでティンガティンガアートを直接目で見て感じるのが私の目標の一つです。
 
 
 
 

日本でティンガティンガアートを手に入れる方法

ティンガティンガ村へ行ってたくさんのアーティストから好きな絵を購入するのが1番良いですが、日本でも手に入れる方法はあります!
 
 
こちらの《バラカ》では、タンザニアを主にティンガティンガやアフリカ雑貨などを販売しています
 
ティンガティンガが挿絵の絵本もあります!
お話もアフリカ民話で面白いクライマックスです!お子さんだけじゃなく大人でも楽しめます◎
 ティンガティンガの世界が詳しく描かれています!
 
 
国内でティンガティンガ展も不定期に開催されています!
私がティンガティンガに初めて出会ったのは富山のスキヤキミーツザワールドのフェスでした
 
自然から影響を多大に受けているティンガティンガアートに興味が出た方は是非展示会にも行ってみてください!!
展示会では時にティンガティンガの画家がアフリカから来日しますので、
レアな作画工程を見ることも!!
 
 直接その目でティンガティンガをみたら、素晴らしい世界観に
あなた自身の世界が変わるかもしれません!